北海道胆振東部地震
AIHを2017年12月からできる月はしてもらい、2018年8月までに4回終えて全滅で、もうIVF考えましょうという周期を迎え、ちょうど生理が来て3日目で受診し、採卵周期に入ろうという日でした。
9月6日夜の3時ころ、ミシミシっという音とともに激しい揺れが。
携帯はブイっブイっと鳴り始めた。
これはまずいと思いベットから夫と二人で立ち上がろうとするが四つ這いで精一杯。
マンションが折れてもう死ぬんだ、、、と思い、覚悟。バシっ!と真っ暗に。揺れが緩やかに。
窓から外を見ると明かりのある建物、非常灯がついているビルが混在。
火災報知器の音も色んなところから聞こえた。
家の中のものは落ちて散乱している。
テレビもつかないし、情報は携帯から集めるしかないが、充電を減らすとまずい。
幸い夜中で100%
トイレに行くと、断水にも気づいた。
怖くて避難所の外で日の出を迎え、
夫は会社に緊急召集され不在に。
それから一人サバイバル生活開始。
電気ない、水でない、IH使えない、トイレ使えない。
水や食べ物を買うためにスーパーで1時間半並ぶ、開いてるガソリンスタンド求めて1時間並ぶ、充電できるとこ求めて自転車で徘徊、現金が必要でおろせる場所探す。
私は病院にいかなくてはならない日。
生理開始から3日以内ではないと採卵周期に入れない。
でも、生活を成り立たせなくては。
病院もやっているかわからない、調べる術もない。
病院を諦めるという決断は早かった。
私は札幌で一番揺れが激しかった場所に住んいる。はじめは震度4とのことだったが、震度6弱と訂正された。
当時夜はさすがに怖くて夫婦で街中の自家発電のビルの開放スペースへ避難。
翌日も電気来ず、夫を会社に迎えに行き、カレーパンを夜ご飯にし、銭湯へ並んだ。
事故が多発していて、信号の無い国道を走るのはとても恐怖だった。
地震前に夫がとんでもない裏切りをして、私は離婚まで考えていて、不妊治療の継続を実は悩んでいたが、継続しようと決めた矢先の地震だった。
地震の時はさすがに夫婦で協力しないと生活できず、自然と距離が縮まっていった。
続く。